ある医学生の効率ライフ

楽しく効率的に頑張る医学生の日記。

【数学】効率的な勉強法【受験生必見】

もう6月も中旬になりましたね。

3月からコロナで外出が少ないため時間間隔がおかしくなっていますが、

庭のあじさいが満開でああ6月なんだなあと。

徐々に入試本番も近づいてきています。

今回は、特に合否を大きく分ける、数学の勉強法を見て行きましょう。

 

苦手分野を埋めておく

自分の中で得意めな分野と苦手めな分野があることは、別段悪くないと思っています。

苦手分野でやるべきことは、別に人よりいい点数を取ることではなくて、

人と同じくらいか+αくらいの点数を取って、差をつけられないようにすることです。

具体的には、1つの大問って(1)~(4)とか、だいたい4つくらいの小問で構成されていますが、

(1)、(2)くらいまでは確実に取れるようにしておけば、点数を取るという観点からは問題ありません。

(4)までできるに越したことはありませんが、医学部や東大などの難関大学では

時間がタイトなことが多く、苦手な分野の難問を解いていると、

時間を大幅に消費してしまい、全体の点数が下がってしまう可能性が高いです。

貴重な時間は、得意な分野や普通くらいの分野を最後まで解ききるのに使い、

苦手な分野は、前半の小問だけ上手につまみ食いしてしまいましょう。

 

微積から逃げない

特に数3の微積は逃げたくなりますよね。

1A、2B、3とあるから3って全体の3分の1だし、そのうちのたった一分野だし…

と逃げたくなるのもわかりますが、

残念ながら、医学部では数3が全体の3分の1ではなく、だいたい半分くらい出ます。

そして、微積は数3の大きな部分を占めています。

大体の大学は大問が4~5個出ると思いますが、数3から2個は出て、うち1個は微積だということです。

微積の大問が1個確実に出ます。まれに2個出てしまうこともあるでしょう。

微積は計算がシビアで、かつ積分は慣れていないと原始関数が思い浮かばないこともあります。

しかし、逆に普段からきちんとやっておけば、本番でも手を動かすだけで確実に点数を取れる分野ともいえます。発想力やひらめきが一番いらない分野だからです。

入試全体を見渡してみても、英語100点、数学100点、理科100点として、

300点満点中、微積が20~25点出るわけです。全体の7~8%に相当します。

ここを取りきれる人と、逃げてしまいろくに取れない人。大差がついてしまい、挽回は困難です。

 

他の分野も、地道に基礎力をつける

医学部の数学は、小問に分かれていないで1問だけドーンとあってそれで大問終わりということはめったになく、3~4個の小問に分かれている大問がほとんどです。

前半の小問は、最後の小問の誘導やヒントになっていることが非常に多く、素直に乗っていけばあとは手を動かすだけということも。

ひらめきや発想力がそんなになくても、途中の小問が誘導やヒントになっていて、苦労せずに解けるようになっているわけです。

4メートル上の2階に飛び移ってくださいと言われたら無理という人がほとんどだと思いますが、1メートルの段が4段あって、1段ずつ上がって2階に来てくださいと言われたら、特に大変ではないと思います。

ただ、1メートルの段を上がるくらいのパワーは必要です。

そのためには、

オーソドックスな問題の解き方は確実に定着させる

問題演習をコンスタントに積み、計算力をつける

この2つが重要です。

あとは、誘導に素直に乗る習慣をつけて行けば、楽しく高得点が取れると思います。

 

おすすめの問題集

大学への数学」(東京出版)。これにつきます。

数学はやはり演習量が物を言う科目ですから、東京や大阪で鉄緑会でバリバリやっている人はやはり有利です。

他の塾や予備校に通っている人だと、やはり演習量が足りなくなりがちかと思います。

また、学校だけで頑張っていてあとは独学という人は圧倒的に演習量が足りません。

そんなときに、「大学への数学」は1年間全部買っても2万円程度と安く、

家や図書館、自習室で自分のペースで解くことができ、効率的です。

解説も核心が突かれているので、やっているとセンスもよくなってくると思います。