なんでこんな企画を思い立ったのか
家にこもりきりでやることがなく…
考え事をしていたところ面白い考察が得られたので
みなさんと共有しよう!と思いました。
突き詰めればたった3~4パターンに分けられる
ここは長くなるのでざっと読んでください!
大富豪では、とにかくカードを出していきます。
誰かが最初にカードを出し(この誰かを親と呼ぶことにします)、
その上にほかの人がもっと強いカードを出したりパスしたり。
で、めっちゃ強いカードを出して勝った人が次の親になると。
カードを出すときに、いろいろと状況はあるわけですが…
大きく分けると、次の4通りに分けられます。
1.ほかの人がカードを出してるところに出せて、勝って親番が取れた
2.ほかの人がカードを出してるところに出せたが、特に親番は取れなかった
3.自分が親で最初にカードを出し、誰もカードを出さず再び自分が親番になった
4.自分が親で最初にカードを出し、誰かが何かカードを出し、ほかの人に親番を取られてしまう状況になった
1のパターンは、もともとほかの人が親番だったのが、強いカードを出したことで勝てて、自分の親番にすることができました。そこで、この時に出したカードを「ウィナー」(winner、勝ち札)と呼ぶことにします。
2のパターンは、もともとほかの人が親番で弱いカードが出ているところに、中くらいのカードを出して処理したが、再びほかの人が親番になったような感じです。親番でない状況が変わっていない点はプラマイゼロですね。そこで、この時に出したカードを「ノーマル」(normal、普通札)と呼ぶことにします。
3のパターンは、自分が親番のまま維持できています。2のパターンと同様に、親番についてはプラマイゼロですね。従ってこのとき出したカードも「ノーマル」に分類します。
4のパターンは、自分が親番だったが、どうしようもない弱いカードを出して、それを失う状況になってしまいました。そこで、この時に出したカードを「ルーザー」(loser、負け札)と呼ぶことにします。
要するにまとめると3パターン
「ウィナー」は、人から親番を取れる強いカード(ジョーカー、2、8とか)
「ルーザー」は、自分の親番を失う弱いカード(3、4とか)
「ノーマル」は、親番を取りも失いもしない普通のカード(中くらいのカード)
これで、下準備は完了です!
ルーザーの数をウィナーの数以下にすべし
これを守らないことには勝てません。
例外として、ゲームの最初の親が自分であれば、ルーザーの数がウィナーより1個多くても大丈夫です。
ルーザーの数だけ親番を取る必要があるので、その分だけウィナーが必要だというわけです。
ではこのためにはどうしたらいいか?というのが次の話題です。
ルーザーをノーマルにせよ、ノーマルをルーザーにするな
ルーザー(負け札)を減らそう
4、5、6、7あたりの弱いカードは、序盤にうまく捨てなければそのままルーザーになってしまいます。そこで、ほかの人が3などもっと弱いカードを出してきた隙をついて、ポンポンとテンポよく捨てていくことを目指しましょう。そうすれば、弱いカードがノーマルとなり、ルーザーを減らすことができます。
また、9、10、J、Qあたりの中堅カードは、相当うまくいかないとウィナーにすることはできません。所詮はせいぜいノーマルというわけです。そこで、これらのカードはバンバン使っても別にもったいないということはありません。7以下の弱いカードの処理が終わっていれば、惜しまずにどんどん出していきましょう。終盤までもたもたしていると弱いカードを誰も持っていない状況になり、ルーザーになってしまいます。
例外:ペアを崩してしまう手はダメ
ただし一個だけ注意点があります!
弱い~普通くらいのペアは、絶対に崩さないようにしましょう!
たとえば4のペアと5のシングルがあって3を出されたら、
4のペアはまだ価値がありますが、5のシングルは正真正銘のルーザーなので、
5のシングルを処理してルーザーを減らしましょう。
ペアの強さは、また次回ゆっくり話そうと思います。
ウィナーをノーマルにするな、一気に使うな
ウィナーは貴重です。効率よく使いましょう。
順に説明します。
ウィナーをノーマルにしない
ゲーム終盤に何人か上がってから、2のペア!Aのペア+ジョーカー!Kで上がり!
などと突然強いカードを連打して上がる人がいますが、それをしていいのは1位だけです。
強いカードは本来1つ1つがウィナーになれるわけですが、それを大量に抱え込んで連打するとどうなるでしょうか。自分の親番を維持する動きになるため、2つめ以降の強いカードがノーマルになってしまいます。
本来ウィナーになれるカードをノーマルにしてしまわなければ、ほかの人の上がりを阻止して順位が上がったのではないでしょうか?
ウィナーを一気に使うな
たとえばQのペアが出ている状況で、2のペアを出してしまうと、2のペアはウィナー1つとして働きます。これをばらばらに使っていれば、ウィナーが2個あったと思いませんか?こういう場合はぐっと我慢してパスしたほうがいい結果になることが多いです。